下辺/右辺の方向感覚~(黒)小西和子八段 vs (白)結城聡九段(6)

【棋譜再生】
結城九段の右下、空き隅への着点は白78の目外しでした。みなさんの予想は当たりましたか?
これは下辺のほうが右辺より価値が大きいという方向感覚によるものです。右上の白がガチガチに堅く、右辺が黒から見たらスソあきっぽい形になっていますね。
ここで星や小目に打ったからといってアマチュアの我々の場合、すぐに形勢がどうこうということはないのかもしれませんが、こういう考え方で着手を選ぶと布石の楽しみが増えるのは間違いありません。数十年来のオールドファンならば梶原武雄九段の数々の著作でこういう方向感覚をたたき込まれた記憶があるのでは?
小西八段が黒83と三本はってから(定石は黒83で一路上、黒86トビ)、黒85と下辺を急いだのも同様の理由。
しかし白も86を先手で利かせば、88~90がシャレています。(後に出てきますが、白Aのハネで右辺がホッコリと地になる)
さて、黒91と白92の交換は白がツラく、前回の結城九段の後悔の由縁でもあるでしょう。何やら下辺が模様化してきました。
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黒89では、黒15-10とカドに打つのが面白そう。
僕が白なら、悩みます。
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